皆さんは「早起き」が得意だろうか。
ちなみに、僕は早起きが大の苦手だ。(厳密には、苦手だった)
超夜型の人間で、できる限り朝を迎えたくないし、朝なんてこなければいいと思った夜を何度も過ごしたことがある。
早起きすることで人生が変わります!みたいなキラキラしたことを言ってくる意識高い系の人間も、正直大嫌いだった。
ただ、誰にだって朝は平等にやってくるし、早起きすればするほど、1日を有効活用できるのはなんとなくわかっていた。
なので、一発奮起して早起きをしてみることにした。
そしたら、面白いことに、人生が少しずつ変わってきたのだ。
早起きするメリット
早起きをしたらどれだけ人生が変わったかを紹介する前に
そもそも、早起きをするメリットはなにか?
を知っておく必要がある。
早起きをする大きなメリットは以下の3点だ。
時間を捻出することで朝活ができる
「時間がない」が口癖のアナタは、朝の時間を有効活用できてないのかもしれない。
朝、普段より30分早く起きるだけでも、できることがたくさんある。
朝を制するものは、1日を制する。
ヨガをしたり、ランニングをしたり、英語学習をしたり、朝の時間を有効活用することで自分自身を高めることができるのだ。
ポジティブな気持ちになり自信が溢れてくる
早起きをすることで、自然とポジティブな気持ちになり、自信が溢れてくる。
早起きをすると『人生に起こされる朝』ではなく『自ら人生に対して起きていく朝』にすることで、自分主導に人生を送ることができるのだ。
この繰り返しを重ねていけば、自然と内側から自信が溢れてくるだろう。
1人の時間を作ることができる
朝、10分だけでも散歩にでれば、完全に1人の時間を作ることが可能。
1人の時間を作ることができたら、普段の悩みや思考を整理することができるのだ。
どれだけ忙しい日々を過ごしていても、この1人の時間に自分を見つめ直すことで、自分がするべきことが見えてくるだろう。
実際に早起きしてみたら人生が変わった件
そんな僕が早起きを始めることができたのは1年ほど前からだ。
1年も習慣を続ければ、間違いなく人生は変化してきていることに気づく。
それは何か歴史に残るような変化でもないし、他人からしたら大した変化ではないかもしれない。
それでも、確実に変わった、いや、自分が変えたのだ。
早起きする前の自分は、終わってた。
ハッキリ言って、早起きを習慣化する前の自分は終わっていた。
言葉を選ばずに言うと『クズ』だ。
- 深夜3時頃まで酒を飲み、次の日は二日酔いで1日を惰性に過ごす。
- 別に見たいわけでもないYouTubeのショート動画をひたすらスクロール。
- 食べたいわけでもないラーメンを夜食に作って食べる。
- 昼まで寝ては、起きて一番に体内に入れるのはレモンサワー。
- Amazon primeで見る映画を探してたら、気づいたら映画1本分の時間が過ぎていた。
- 遊ぶために消費者金融にお金を借りて、借金まみれ。
こんなことばかりを繰り返しては、朝(昼)を迎え、1日に絶望していた。(終わってる)
また、1日が始まるのか…。仕事まだ行ってないけど、もう帰りたい。
何かを頑張ろうなんて到底思えず、自分の人生の主導権は誰が握っているのかもわからない。
握ることができるのは、ご飯を食べる時の割り箸だけ。(なにもうまくない)
そんな日々を過ごしていた。
なぜ早起きをしようと思ったか
なぜ、そこまで夜型で堕落した人生を過ごしていた自分が早起きをしようと思ったか。
それは、この本と出会ったからだ。
それはラッパー『漢 a.k.a GAMI』の『ヒップホップドリーム』だ。
おそらく『早起き 人生変わった』で検索して表示されるサイトで「この本を読んで早起きをしよと思った」なんて言ってるやつは誰一人としていないと思う。
というか、日本中、何処を探しても『ヒップホップドリーム=早起きをしよう』という発想になるやつは僕ぐらいだろう。
ただ、僕自身は『ヒップホップドリーム』を読み、ラッパーの漢さんが過ごしてきた10〜20代を見て、
自分もがむしゃらに動かなきゃダメだ
と心が突き動かされたのだ。
そこで、まずは行動を変えてみようと思い、早起きを始めた。
早起きをして変わったこと
そんな僕が早起きを習慣にしてから、具体的に変わったことは以下のとおりだ。
TOEICの点数が800点超えた
朝起きて、約1時間『英語学習』の時間を作り、毎日継続した結果。
TOEICの点数が800点を超えた。
TOEICで800点を超えている人は『TOEICの全受験者の中の上位10%』であり、日本人全体の英語力で見たら『約上位3%』には入る希少な存在。(とにかくすごいってことだ)
『早起きして時間を捻出』したからこそ800点を超えることができたが、正直早起きしてなければ無理だっただろう。
そしてなにより、朝に勉強する何よりのメリットは
時間の制限がある
ということ。
日中は仕事があるため、朝の時間に勉強すると『出勤するまで』と時間の制限がある。
だからこそ、ダラダラと勉強せずに集中して勉強ができるのだ。
自分が人生の主導権を握っているという感覚からくる自信
早起きをするということは人生の主導権を自分が握るということだ。
何度だって言うが
人生に起こされてるのではなくて、人生に対して自らが起きていく
この感覚が大切だ。
そして、これを毎日繰り返していけば、自然と自信が湧き溢れてくることに気づく。
何となく自分の人生を生きてるのではなく、毎日、自分は『自分の人生』を生きているのだ、と。
自信がついたことで、仕事もうまくいき、プライベートでもダイエットにも成功することができた。
集中できるので、効率が上がった
朝の時間は、とにかく集中ができる。
時間に制限があることで集中できるのはもちろんだが、それ以外にも朝目覚めてからの3時間というのは
脳が最も効率的に働く「ゴールデンタイム」
なのだ。
一旦、ぶっ続けで働き続けた脳は、夜に睡眠を取ることでリセットされ、起きたらまた働き出す。
このことからも、朝の集中力はマジでハンパない。
それに、朝の時間は日中と比較して余計な連絡がくることも少ない。
さすがに朝7時台から
うい、今からちょっと飲みに行こうぜ〜!
なんて誘いをしてくる友人は少ないだろう。もしもそんな誘いをしてくる友人がいるなら、それはそれで面白いから大切にするべきだが。
集中ができるので、やりたいことを効率的にできる。控えめに言っても、最高だ。
早起きするコツ
ただ、ここまで読んでくれた方は
いやいや、なんでそんな夜型だったお前が、いきなりキラキラしたイメージのある朝活なんてできるようになったんだよ…。
と思ったに違いない。
正直、早起きは『気合いと、動機づけで8割は成功するかしないか』が決まる。
気合いは、その名の通り、気合いだ。説明不要。
動機づけというのは『早起きしないといけない(せざるを得ない)理由』だ。
例えば
- 子供が学校に行く前にお弁当を作る必要があるので強制的に早く起きる
- 昇進のためにTOEICで800点をどうしても超える必要がある
- 飼っている犬が朝6時半に吠えだすから起きる
などなど。
ちなみに僕の場合は、飼っている犬が6時すぎに毎回
起きてくれ〜はやく遊んでくれ〜!!ワンワン!
と、吠えだすから、近所迷惑にもなるし、ワンちゃんも可愛そうだから半強制的に起きるようになった部分も大きい。(どんな理由だよ)
冗談はさておき、本当に早起きを成功させたいなら『早起きしなければいけない』状況を半強制的に作りだすのが一番だろう。
早起きを成功する8割は気合いと動機づけ。
ただそれだけじゃ納得できない部分があると思うので、残りの2割、早起きをするコツを紹介する。
1.ブラックコーヒーを体内にぶちこむ
早起きにカフェインは必須だ。ただし飲み過ぎ注意。
僕の場合は、朝から甘いものを飲む気にはなれないので、ブラックコーヒーを体内にぶちこむ。
できるだけ氷をしっかりといれたアイスコーヒーを飲んで、眠気なんて吹っ飛ばそう。
1日1杯まで、と決めるのならちょっと値段はかかるが美味しいコーヒーを飲んでテンションを上げるのも良い作戦だ。
ちなみに、僕のオススメはコレ↓
騙されたと思って、飲んでみてほしい。
このコーヒーはマジで美味い。そこそこ良いレストランやホテルのコーヒーが気軽に家で飲むことができるのだ。
朝から美味しいコーヒーを飲んで、バチッと決める。
1日の始まりに口にするものだから、ちょっとぐらいはこだわっても良いだろう。
2.ストレッチをする
身体を目覚めさせるためには、シンプルに運動は必須。
ただ、朝から激しい運動なんてするわけにはいかないから、簡単なストレッチをしよう。
身体の血流の流れをよくすることで、目が覚めるし、シンプルにストレッチしたら気分が良いもんだ。
3.前日に飲みすぎない
これがマジで一番辛い。
酒飲みにとって『酒を控える』なんて、一番キツイ言葉だが、ただ、早起きの邪魔をしてくる一番の存在はまぎれもなく『酒』だ。
正直、1杯ぐらいなら良いとは思うが、飲みすぎて二日酔いになってまで無理して早起きしたって無駄だ。
早起きするなら、平日に酒を飲みすぎることは控えよう。
4.することをリスト化しておく
早起きをするなら、当たり前だが『目的をもって早起き』をしよう。
早起きしたはいいものの、早起きしてから
…えーっと…なにしようかな?(笑)とりあえず…えーっと…めざましテレビでも見るか…!
なんて時間を過ごしたら、あまりにも無駄すぎる。それなら少しでも長くベットの中で夢を見てたほうがいい。
早起きをするなら、その日にしたいことを『リスト化』しておこう。
この時のポイントとしては、あまり詰め込みすぎないこと。やることが多すぎると頭がパンクしてしまう。
やることはシンプルに。かつ、明確に。これが大切だ。
5.アツいシャワーでキメる
アツいシャワーを浴びて、目を覚ますのも効果的だ。
それが健康的に良いかどうかなんてのは正直わからないが、朝から冷え切った身体にアツいシャワーをかけたら、嫌でも目が覚める。
ただ、改めて言うが「健康的に良いかどうかは保証できない」から、もしも実行するなら自己責任で、心配な人は朝起きたあとのシャワーの危険性などは調べていただければと思う。
早起きのデメリット
早起きをするメリットや「人生変わりました!」なんてことを偉そうに語っていたが、早起きにもデメリットは存在する。
具体的に自分が早起きを習慣化して、デメリットに感じたことは以下の2つだ。
1.早すぎると、寝不足で吐きそうになる
早起きはほどほどにしないといけない。
僕は早起きといっても、普段7時半に起きてたのを6時半、つまり1時間ほど早く起きるようになったのだが
それよりも30分早い、6時に起きたら吐きそうになる
寝不足が原因なのか、早すぎたら本当に吐きそうになって、仕事にも影響する。
なので、無理までして早起きするのではなく、ちょうどいい具合の時間に起きるのがいいだろう。
2.夜の楽しさ、味わいづらい
早起きを習慣にしたら、なんとなく夜を楽しみづらくなるのは事実だ。
明日も、早く起きないと…夜更かしはダメだな…。
こんな感じで、夜を楽しめなくなるのだ。
健康のことを考えると、正直悪いことではない。夜更かしは健康にも悪いし、無駄だ。
ただ、無駄なことに価値が生まれることだってあるのも事実だ。
なので、土日休みの人は、週末に思いっきり夜更かしをして楽しむ、平日休みの人は休み前に楽しむ、など、うまくメリハリをつけるのが良いだろう。
実際に早起きしている有名人
「実際にこんなにすごい人たちも、早起きをしているんだよ」というありがちな紹介。
ただ、全員本当にすごい成果を残しているから、早起きも捨てたもんじゃない。早起きは三文の徳というのも嘘ではないのだ。
1.村上春樹
村上春樹さんは日本を代表する小説家。
『ノルウェイの森』や『海辺のカフカ』なんて名前は、本を普段読まない方でも1度は聞いたことがあるだろう。
そんな村上春樹さんは、毎日4時頃に起きて、すぐコーヒーを飲み、執筆を開始するそうだ。
さらに1日10枚書いたらやめるというのがマイルールみたいで、集中して、やることをやったら、終了。
朝の時間を徹底的に活かしてるからこそ、あんな素敵な小説を書けてるのかと思うと『早起き』捨てたもんじゃないな。
2.ハワード・シュルツ【スタバのCEO】
誰やねん、と思う方もいるかもしれないが、みんな大好きスターバックスのCEO。
当時11店舗しかなかったスターバックスを世界で3000店舗にまで増やした超敏腕経営者。
そんなハワード・シュルツも毎朝4時半には起きるそうだ。
早起きしてしてることは『エクササイズをして、家族と一緒にゆっくりと朝食を食べる』とのこと。
なんて素敵な方なのだろうか。ぜひ、見習おう。
3.ティム・クック(AppleのCEO)
あの有名なスティーブ・ジョブズが引退した後にCEOになったティム・クック。
ティム・クックも毎朝3時45分には起きてるとのこと。
正直、3時台に起きると聞くと、もはやそれは夜ではないのかと思ってしまうのだが、とにかく3時45分には起きているそうだ。
起きてすぐ何百件も溜まっているメールをチェックして、4時半には社員にメールを送信。
ただ、7時間の睡眠を確保するために、21時までには寝ているみたいなのでちょっと安心。
早寝早起きをここまで徹底してる人はいるのだろうか。いやいない。(反語)
さいごに:早起きをして、人生に前傾姿勢で挑め
正直、早起きはしんどい。
早起きなんてせずに、できれば家をでるギリギリの時間まで寝ていたい。いや、仕事も行かずに昼まで寝ていたい。
それが本音だ。
ただ、人生は残酷なまでに、何もしなくても時間は過ぎていくし、人生はどれだけお願いしても待ってくれない。
人生に対して、受け身になったら負けなのだ。
前傾姿勢で生きよう。前のめりになるぐらいがちょうどいい。
最後まで読んだ人は、明日の朝、早く起きるんだ。早く起きて、まずはコーヒーを1杯、飲んでみようじゃないか。
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