英語ってなんでこんなに聴き取れないんだろう…。そもそも今のまま勉強していても、英語なんて聴き取れるようになるのかな?
そんな悩みをお持ちのそこのアナタ。
僕も英語の勉強を始めたばかりの頃、全く同じ悩みを抱えていました。
TOEICのリスニングは勉強したらすぐに点が取れるとか聞いてたけど、無理ゲーじゃね…?
↑TOEICのリスニングのPart1を初めて聞いた時の僕の感想です。
そんな僕が「英語耳」に出会い、ひたすら愚直に発音の勉強をしたところ、TOEICリスニングで9割近い点数が取れるようになりました。
本記事を書いてる僕はTOEIC300点台から独学のみで800点を取得しました。
今回は「英語がとにかく聴き取れるようになりたい!」と本気で思っているすべての人にオススメできる『英語耳』を実際に使ってみた感想、レベル、オススメの勉強法を紹介していきたいと思います。
僕自身は、先程お伝えしたように社会人になってから英語学習を再開し「Part1の最初の問題すら聴き取れなかったレベル」から英語耳を含めたリスニング学習を独学で取り組み、リスニングパートで9割近い点数が取れるようになりました。
「リスニングがとにかく苦手で聴き取れない…」という方は、いきなりTOEICの対策参考書を取り組むのではなく、まずは英語耳で「英語が聴き取れる耳」を作りましょう。
英語耳をしっかりと勉強すれば、映画の英語もスラスラ聴き取ることができる力もつけることができちゃうかも!?
それでは、さっそく始めていきましょう。
英語耳の簡単な紹介
英語耳は『ネイティブ並の発音』と『字幕なしで洋画を見られるリスニング力』同時に身につけることができる超ベストセラー参考書です。
最終的には日本語を聴くのと同じように力を抜いていてもほぼ100%聴き取れ、何時間でも疲れを感じることなく聴き続けられる『英語耳』を作ることを目指します。
そもそも、なぜ英語が聞き取れないかというと、我々、人間というのは「知らない言葉を知っている言葉に置き換えてしまう性質」があります。
さらに、日本人は「聞いた英語を一旦カタカナに置き換える」という行為を頭の中で自然とおこなってしまうのです。
Batと聞いたら「バット」と頭の中で置き換え、そこから「BatかBut」と考え、文脈から「Bat(コウモリ)」と判断する。
このやり方ではいつまでたってもナチュラルスピードの英語にはついていけません。
このようなことになってしまうのは『日本人が英語の正しい発音を知らないから』なのです。
そのため、英語耳では主に以下の3つにわけて学習していきます。
- 発音バイエル:子音編・母音編・R編
- 発音バイエル:音声変化編
- 生の英語を使った学習『Parrot’s Law』
『発音バイエル:子音編・母音編・R編』では、英語の単音の発音を徹底的に練習します。100回以上単音を発音して身体に馴染ませたら、次に『発音バイエル:音声変化編』で会話の中で生じる英語の音が結合、変化、消音する感覚を学習。
最後に歌や会話など生の英語素材を使った学習法『Parrot’s Law』という練習方法で、英語の発音を仕上げていく流れとなっています。
英語耳はこんな人にオススメ
英語耳はこんな人にオススメです。
一つずつオススメの理由を説明していくぞ!
①英語が全然聴き取れない人
アナタはよく「自分で発音できる音は、聴き取ることができる」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか?
これは、紛れもない事実です。
正しい発音ができるようになると、その音を聞いた時に『その音の口の動き』が頭に浮かぶようになります。
正しい発音を身につけることで、英語を聞いてそのまま理解し、ストレスフリーで英語が聴き取れるようになるのです。
そのため、英語が全然聴き取れない…と感じている人は、英語耳を使って正しい発音を身体に叩き込むことで、英語が聴き取れるようになるでしょう。
②シャドーイングの学習を始めるための基礎固めをしたい人
これからシャドーイング学習を始めようと思っている方は、まずは英語耳で発音の基礎固めをしましょう。
というのも、シャドーイングは『流れてくる英語を追いかけて声に出して読んでいく』という作業になりますが、正しい発音を身につけずに取り組むと、効果が薄れてしまうからです。
リスニング力を上げる王道ルートは『英語耳で発音を学ぶ→ひたすらシャドーイング』です。
③TOEICや英検のリスニングで高得点を取りたい人
TOEICや英検のリスニングで高得点を取りたいなら、やはり英語耳で発音を徹底的に鍛えることをおすすめします。
遠回りのように感じるかもしれませんが、発音がきちんとできるようになれば、英語の音声を聞いた時に「会話の内容は理解できなくても、流れてくる音は理解できる」という状態になります。
そのレベルになれたら、あとは単語を勉強したり、演習問題を解いていって慣れてしまえば、自然と点数は取れるようになります。
逆に、正しい発音を学ばずに、演習問題などでテクニックばかり学んでいると、必ずどこかで頭打ちしてしまいます。
高得点を取りたいなら、まずは基礎の基礎の発音学習を英語耳で鍛えましょう。
英語耳を実際に使ってみた感想
次は、英語耳を実際に使って勉強してみた感想を紹介します。
僕自身、リスニング力をぶち上げたのは「シャドーイング学習」がメインになるのですが、やはり英語耳をはじめにしっかりと取り組んだことでシャドーイング学習にも良い影響がでたと思います。
発音練習は地味でキツイが効果絶大
子音や母音の発音練習は、とにかく地味ですし、普通にキツイです。
20回や30回、子音をひたすら発音するのですから、途中から「自分は何をやってるんだろう…」と思い始めてしまうこともありました。
ただ、英語耳を使ってとことん子音や母音の発音の練習をしたことで、そのあとのシャドーイング学習をスムーズに取り組むことができ、結果的にリスニング力が爆上がりしました。
始めた頃は本当にTOEICのPart1から「マジで何を言ってるのかわからない」という状態だったのが、ある程度流し聞きをしていても「あ〜答えはコレね」というように、楽に聴き取れるようになり、リスニングパートで9割は確実に取れるようになりました。
また正しい発音を身につけることで、ネイティブと話す時も聞き返されることが少なくなり、自分が伝えたいことが一度で相手に伝わるようになりました。
発音を鍛える=英語が聞き取れる、相手に自分の英語が正しく伝わる
地味でキツイですが、英語耳をやり遂げた効果は、TOEICのリスニングパートの点数向上だけではなく、実生活でももちろん効果抜群でした。
英語耳のデメリット
これだけ今まで絶賛オススメしてきた参考書『英語耳』ですが、しっかりとデメリット部分もお伝えしたいと思います。
①最初の発音練習はとにかく地味でキツイ
子音や母音の発音は、一度身についてしまえば一生使えるスキルですが、身につくまでの練習は『とにかく地味でキツイ』です。
実際、子音の発音練習の際に1人で部屋で「シッシッ」とか練習していると、我に返った時に「俺は何をやってるんだ…」みたいに思ってしまうこともありました。
ただ、英語はそもそも簡単に習得できるものではないので、コレぐらいの努力は必要だと思うのですが「どうしても地味な基礎練習が苦手」という方には向いてないかもしれません。
②効果が出るまで時間がかかる
発音練習は、効果が出るまでにある程度時間がかかります。
そのため「来月のTOEICで決められた点数を取得しないと降格してしまう!」のような緊急に迫られている方などは、有無を言わずにTOEIC対策の参考書などを取り組みましょう。
試験の点数に直結する力を付ける必要がある場合は即効性の高いテクニックを身につけるべきです。
ある程度時間があり、英語力を基礎から身につけたい方は英語耳を使ってじっくり発音を鍛えましょう。
英語耳を使ったオススメの勉強法
次に、英語耳を使ったオススメの勉強法を紹介します。
僕が今から紹介する方法は、英語耳に収録されている方法とは異なるため「お前のオススメの勉強法なんて知りたくねーよ!」と思われる方は、英語耳に収録されている勉強法通りに勉強しましょう。
ただ、どちらにせよポイントとなるのは『英語耳を使って発音の基礎を身につけること』です。
この点を意識して取り組んでいきましょう。
①発音バイエルで発音の練習を繰り返す
英語耳の第2章〜第5章の『発音バイエル』でひたすら愚直に発音の練習をしましょう、
発音学習というのは、勉強というより、感覚としては『スポーツ』に近いです。
野球でいうところの「素振り」
サッカーでいうところの「リフティング」
これらの基礎の基礎が、英語でいう『発音』なのです。
そのため、まずは正しい型で繰り返し練習することが大切です。
目安としては1日まずは30分ほど、集中して繰り返し練習します。
はじめはゆっくりでも大丈夫なので、とにかく正確に発音することを心がけましょう。
その次に、だんだんと自然に発音できるように意識して練習していきます。
反復練習を繰り返して、正しい発音を身体に染み込ませていきましょう。
②リスニング教材でシャドーイングの練習を繰り返す
次に、英語耳を使って発音の型を身につけることができれば、リスニング教材を使ってシャドーイングをおこなっていきましょう。
シャドーイングというのは『英語を聞きながらそれを真似して追いかけるように発音する勉強法』です。
シャドーイングをおこなうことで、身につけた発音を元に、より実践的な訓練をすることができます。
この時オススメな参考書は『究極の英語リスニング』です。
Vol1では、使われている単語も日常会話で頻繁に使われているものばかりですし、リスニングに最適な100〜300語の英文が約50個ほど収録されているので、シャドーイング教材にピッタリです。
発音を身につけて、シャドーイング練習を繰り返すことで、最後までやり遂げる頃にはリスニング力と発音がメキメキと上達していることが実感できるでしょう。
③自分が必要なリスニング対策を行う(TOEIC、英検、英会話)
ここまで勉強したら、あとは自分自身の必要な勉強をしていきましょう。
TOEICで高得点が取りたいなら、TOEICの対策参考書。英検の受験を控えているなら英検対策、など、自分が必要な勉強を進めていきます。
この際にも、定期的に英語耳を使って1日のスキマ時間などに発音練習を繰り返してさらに定着させましょう。
まとめ:英語耳はリスニング力向上のための必須参考書!
今回は『英語耳』を紹介しました。
僕自身、本当に最初は何も聴き取れないレベルから、英語耳で基礎の発音を徹底的に学んだことで、徐々に英語が聴き取れるようになりました。
バスケットボールで偉大な功績を残したマイケル・ジョーダンは試合中の派手なプレーが注目されがちですが、裏では誰よりも早く練習場に来て、毎日基礎的なパス練習を欠かさなかったそうです。
このことからも「基礎の基礎」が本当に大切だということがわかります。
そんな英語にとって重要な基礎の土台を作ることができる、それが『英語耳』なのです。
もしも、今アナタが「英語が聴き取れない」「英語が聴き取れるようになりたい」と感じているなら、ぜひ『英語耳』でリスニング力を向上させてみてはいかがでしょうか?
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