先日、愛知県にて超大型フェス『AH1』が開催された。
そのフェスで大トリを務める予定だったBADHOPが急遽『機材トラブル』で出演キャンセルする事態が発生。
しかし、SNSでは裏で
BADHOPのYZERRと舐達麻のバタサイが揉めていて、それが原因なのではないか
と噂が一気に拡散されていた。
BADHOPのYZERR
舐達麻のバタサイ
そこで今回は『なぜBADHOPのYZERRと舐達麻のバタサイが揉めることになったのか』その真相について調べてみた。
あくまでYZERR本人のインスタライブやネット上の情報をまとめたものになります。
(以下、敬称略)
この騒動に対して、YZERRが舐達麻とジャパニーズマゲニーズにだしたアンサーソング『guidance』を発表。
以下の記事にてリリックの感想や解説を紹介。
→YZERRが発表したDis曲「guidance」のリリック解説・感想
さらにABEMAでは『BADHOP1000万1週間生活』を公開中。面白すぎるので絶対に見たほうがいい。
→BADHOPの1000万1週間生活が面白すぎる件について【無料視聴方法】
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問題の発端はこの楽曲
そもそもの発端は2019年にRYKEY DADDY DIRTYとバタサイでリリースした『You can get again』という楽曲だ。
この楽曲の中でRYKEY DADDY DIRTYは
盗作した作品で武道館に立ってさ ガキを騙してRolexなんかつけてやがる
you can get againより引用
このように当時のYZERRにDisを飛ばしていた。
盗作した作品というのは、YZERRがリリースした『Back Stage』という楽曲が
Roddy Ricchの『Project Dreams』という楽曲のパクリだと言うところをインスタライブでRYKEY DADDY DIRTYが指摘したところから始まった。
そこからもRYKEY DADDY DIRTYはSNS上でYZERRに対してのDisを続け、当時バタサイもそこに加担するような形をとっていた。
THE HOPEのアフターでRYKEYとYZERRが揉めた
2023年9月に開かれた国内最大級のHIPHOPイベント『THE HOPE』のアフターパーティーにRYKEY DADDY DIRTYが登場。
YZERRは以前から自分のことをSNS上でDisしてきていることも認知していたので、その場にいたRYKEY DADDY DIRTYに対して
お前さオレに何か言う事ないの?
と質問。
YZERRいわく、普段は自分から喧嘩を仕掛けたりはしないがSNSでDisをするのに、その場にいても何も言ってこないのでYZERRから問いかけたそうだ。
孫GongがYZERRに喧嘩を仕掛ける
YZERRとRYKEY DADDY DIRTYが口論になっている際に、孫Gongが登場。
孫GONGは「話せば分かる」と最初はなだめていたそうだが、お酒に酔っていたこともあり次第にYZERRに対して口調も強くなっていった。
そこから
関東と関西の抗争になるぞ!
とYZERRへ圧をかけ、最終的に周りに人がいる中でYZERRに手を出してしまったそうだ。
YZERRはInstagramのストーリーにてこのように記載している。
YZERRのInstagramより引用
YZERRとしては、いきなり関係のない孫GONGが話に入ってきた上に、手を出されたことに対してかなり嫌悪感を出していた。
阿修羅MICが体裁に入るも、翌日に謝罪なし
そこから、さらに孫GONGと親交の深い阿修羅MICが登場。
阿修羅MICはその喧嘩の仲裁をしようと試みるが、YZERRからすると
そもそも自分がなぜ孫GONGに喧嘩を売られているのかもわからないし、無関係の人が話に入ってこないでほしい
というスタンスだったそうだ。
またその喧嘩を落ち着かせるためか、阿修羅MICがYZERRの肩を叩いて
とりあえず外で話しようぜ
と言ったことに対しても「なぜ叩かれないといけないのか」と嫌悪感を示していた。
結局その場はなんとか収まったが、孫GONGから次の日になっても謝罪の言葉はなく、平常運転でSNSを更新していたとのこと。
HIPHOPイベント『AH1』出演が決定
BADHOPは元々THE HOPEが解散前に出演する最後のライブだったのだが、AH1の主催者はBADHOPが昔からお世話になっている人達だった。
AH1はもともと波物語という名前で以前から愛知県を中心に開催されていたHIPHOPフェスだ。
そのお世話になっている人達から『AH1に出演してほしい』とお願いされたので、急遽出演が決定。
ただ『AH1』には孫GONGを含む『ジャパニーズマゲニーズ』も出演が決まっていた。
YZEERとしては
パフォーマンスに影響もでてしまうから、ジャパニーズマゲニーズと会うことはないようにしてほしい
と主催者に相談。
主催者側もYZERRの意見を聞いて『ジャパニーズマゲニーズはライブが終わったら帰ってもらう』という約束のもと、BADHOPは出演することを了承した。
AH1の主催者側を通して孫Gongが謝りたいとYZERRへ連絡
しかし、前日になってYZERRのもとに主催者側のスタッフを通して『孫GONGが謝罪をしたいと言っている』と報告があったそうだ。
ただ、YZERRとしては
ライブ前に謝罪なんて聞きたくないし、パフォーマンスに影響してお客さんにも迷惑をかけてしまうから当日はやめてほしい
と主催者に懇願。
5回ほど『謝罪させてほしい』と電話がきていたそうだが、全て断り、当日を迎えたそうだ。
しかしAH1当日、ステージまでの道を歩いていると、いないと言われているはずの阿修羅MIC達がいることに気づいたYZERR。
YZERR曰く、後から聞いた話だと約束通り主催者側は孫GONG達を帰らせたが、VIPから再入場してお酒を飲んでいたそうだ。
これまでの経緯や以前からのバタサイの動向に対しての怒りが爆発
ステージに上がろうとしていた際に阿修羅MICや以前に自分をDisしてきていたバタサイをみつけて、今まで我慢してきた感情が爆発。
ここまでの話を見ていると『YZERRと孫GONG』の問題のように見える。
ただ、バタサイはRYKEYとDis曲を出していた時は
BADHOPのことやっちゃいましょうよ
と言っていたが、RYKEYと仲違いになってからYZERRに歩み寄ろうとしているスタンスが以前から気に入らなかったそうだ。
ここまでの経緯を含めてYZERRの感情が爆発してしまい喧嘩に発展した、という流れが今回の
YZERRとバタサイが喧嘩した
という経緯になる。
このことに対して、双子の兄であるT-Pablowも普段滅多に更新しないX(旧Twitter)を更新。
T-PablowのXより引用
T-Pablowまでもがここまで言うというのは、相当な怒りが溜まっていたのだろう。
まとめ:ファンとしての意見
再度、BADHOPのYZERRとバタサイが喧嘩になった真相をまとめるとこのような流れだ。
これはあくまでもYZERRと阿修羅MICのインスタライブの情報のみであり、バタサイや孫GONGの口から真相が明かされたわけではないので、必ずしも全てが真相とは限らない。
YZERRのインスタライブではかなり詳細を説明してくれていたので、ほぼ真実かとは思うが、真相は本人たちにしかわからないのだ。
ここからは僕の個人的な意見だ。
1ファンである僕自身は、YZERRが2019年に出した『Rich or Die』というアルバムの中の1曲『Rich or Die』は、未だに毎日聴いては元気をもらっているぐらいYZERRのことが好きだ。
ただ孫GONG(ジャパニーズマゲニーズ)が最近リリースした『CaliJap』はもちろんプレイリストに速攻で入れたし、身体を揺らしながら聴いている。
阿修羅MICだってRYKEYだってバタサイだって、みんなそれぞれ『魂を揺さぶる楽曲』をたくさん配信してくれている。
正直、今回の騒動にでてきたラッパー全員のことが大好きなのだ。
YZERRは、今回の問題の騒動を説明しているインスタライブの終盤あたりで
ここまで作り上げてきたHIPHOPを壊さないでほしい
といった発言していた。
10年前では、どれだけ有名なラッパーを集めてもクラブチッタの1000人の箱も埋まらなかったのに、今では3万人も集まるフェスが開催できる時代なのだ。
1ファンとしては、今回の騒動にでてきた全ての人達の楽曲は毎日のように聴いているからこそ、この騒動がどうか『今の日本のHIPHOP』に悪い影響がでないことを願っている。
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