BADHOPの東京ドーム公演は埋まる?埋まらない?【結論:埋まります】

コラム
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崎南部から成り上がったBADHOPは、まもなく偉業を達成しようとしています。

2023年、HIPHOP業界を震わせる衝撃的な出来事があった。

それは『BADHOP解散』。

POP YOURSという国内最大規模のHIPHOPイベントにて、ヘッドライナー(大トリ)を務めたBADHOPは、ライブのラストにて解散を発表。

日本のHIPHOPにおいて、多大な影響を与えてきたクルーの解散はヘッズだけではなくストリートでも話題の中心となった。

そしてそんなBADHOPが、THE HOPEというこちらも国内最大級のイベントにて発表したのが

東京ドームで解散ライブ

なのだ。

しかしヘッズの間では

BADHOPでも東京ドームを埋めるのは無理っしょ!笑

このような声があがっているのも事実。

そこで今回はBADHOPの解散ライブで東京ドームを埋めることができるのかを調査していく。

本記事の内容
  • 東京ドームでライブするのはどれぐらいすごいこと?
  • BADHOPが東京ドームでライブをするすごさ
  • BADHOPは東京ドームを埋めることができるのか

Amazonプライムビデオでは、BADHOPのラストアルバム制作に密着したドキュメンタリーフィルム『BADHOP LAST ALBUM IN ATLANTA』を公開中。

アメリカアトランタで制作したレコーディングの姿や、メンバーのインタビューなどを見ることができる。

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さらにABEMAでは『BADHOP1000万1週間生活』が公開中。面白すぎるので絶対に見たほうがいい。

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東京ドームでライブってどれぐらいすごいこと?

まず、東京ドームでライブをすることがどれぐらいすごいことかを認識する必要がある。

東京ドームでライブをすることのすごさ
  1. 5万人を完売させる集客力があると判断されないと無理
  2. 総スタッフは数百人超え
  3. 数々のレジェンドたちがライブしてきた

1.5万人を完売させる集客力があると判断されないと無理

東京ドームは、ステージの演出などで実際にライブ時の席は前後するが『55000人』が入る。

55000人という数字を聞いてもパッとしない人もいるかもしれないが、カリブ諸島の国『セントクリストファー・ネイビス』の総人口が約48000人なので、それ以上ということだ(わかりにくい)

Teestyleより引用

冗談はさておき、5万人以上の集客をできるアーティストがこの世にどれぐらいいるだろうか。

有名なアーティストはテレビによくでているので『東京ドーム公演』と聞いたら「わりとよくあること」という認識を持ってしまう人もいるだろう。

しかし、日本国内において東京ドームでライブができるアーティストなんて本当に一握りだ。

例えば、東京ドームが公式に発表している情報では、2023年に東京ドームで公演したアーティストは11組。

これだけ多くのアーティストがいる中で、365日あって11組のみ。東京ドームでライブする凄さがわかるだろう。

2.総スタッフは数百人超え

当たり前だが、5万人ものお客さんが入るのだから、スタッフは数十人では足りない。

おそらく数百人規模のスタッフが必要になってくるだろう。

もちろん、ボランティアでしてもらうわけではないので、その人数分の人件費が発生する。

さらに緻密な連携なども必要になので、それだけ大規模なの話になってくるのだ。

3.数々のレジェンドたちがライブしてきた

東京ドームでライブできるアーティストとはどのようなアーティストを想像するだろうか。

…そう、名だたるアーティストばかりなのだ。

名前を聞いて「誰それ?知らねーよ!」と思ってしまう名前はほとんどないだろう。

  • EXILE
  • 矢沢永吉
  • SMAP
  • GLAY

などなど…レジェンドばかり。

そして、全アーティストが1度は立ってみたいと思う夢の場所でもあるのだ。

BADHOPが東京ドームでライブをするすごさ

ただ、BADHOPが東京ドームでライブをするというのは、他のアーティストと比較してもそれ以上のすごさがある。

BADHOPが東京ドームでライブをするすごさ
  1. 事務所に所属してないアーティストだということ
  2. 川崎南部からの成り上がり
  3. HIPHOPというジャンルでの偉業

1.事務所に所属してないアーティストだということ

BADHOPは完全にセルフプロデュースだ。

つまりインディーズのアーティストで、完全に『BADHOP』として独立して活動している。

以下のPOP YOURSから公開されていた動画ではこのように語っている。

これは、BADHOPたちがバラバラになったCDを組み立てて、ジャケット写真をいれる作業を自分たちで地道に作業していたことを面白おかしく語っているシーンでの発言だ。

メジャーだと資金もある程度豊富で、各企業と提携したり、多額の広告費用もかけることができるので、当たり前だがその分規模も大きくなり、知名度も上がる。

しかし、BADHOPは『企画・準備・広告・ライブ・楽曲制作』など、それらをすべて自分たちで行っているのだ。

2.川崎南部からの成り上がり

BADHOPを語るのなら彼らが生まれ育った環境を忘れてはいけない。

彼らは『日本で1番空気が悪い場所』と言われている神奈川県・川崎南部出身だ。

メンバーのほとんどが片親や、ヤクザの子どもで、極貧の生活を歩んできた。

川崎南部がどのような場所かを知りたい方は以下のリンクから『ルポ川崎』を読んでみるのをオススメする。

10代の少年が、毎日のように先輩に上納金を払い、警察に追われ、家庭は崩壊。一部のメンバーは集団の代表として少年院へ。

そんな環境で育った少年たちが、東京ドームのステージに立つのだ。

メンバーのBarkはこのようなリリックを残している。

川崎南部の小さな公園で出会った少年たちが、夢見てた東京ドームの公演で解散するというなんともドラマチックな展開だ。

3.HIPHOPというジャンルでの偉業

国内では『POP YOURS』『THE HOPE』といった数万人規模のHIPHOPイベントが開かれるようになり、未だかつてない盛り上がりをみせている。

ただそれでもHIPHOPがというジャンルはまだまだ日本ではニッチな業界。

アメリカではHIPHOPというジャンルがビルボードランキングで上位を占めることは日常茶飯事だが、日本ではまずありえない。

そんな中、BADHOPは5万人規模の東京ドームライブを行うのだ。

もちろんこれはHIPHOPというジャンルで言うと、国内初だ。つまり東京ドームでライブを成功させたら偉業を達成することになる。

BADHOPは東京ドームを埋めることができるのか

そして、そんなBADHOPは東京ドーム公演という偉業を達成するためにも、まずはチケットを完売させて東京ドームを埋めることができるのか。

せっかくなので時系列ごとに振り返ってみよう。

THE HOPEにて東京ドーム公演を発表

2023年9月23日に開かれた国内最大級のHIPHOPイベント「THE HOPE」にて東京ドーム公演を発表。

T-Pablowはこの時点で「埋まるのか埋まらないのかではなく、やると決めたらやるのが俺等のHIPHOPだ」とはっきり発言していた。

ちなみにTHE HOPEにて行われたBADHOPのフルライブは全部ABEMAで見ることができる。

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東京ドーム解散ライブチケット販売

そして10月1日からチケット販売開始。

YZERRいわく、今回の東京ドームチケットの初動売れ行きは、過去に行った横浜アリーナライブよりも多く、過去最高だったそうだ。

東京ドームサイファー公開

東京ドームにて行ったサイファーを公開。

動画内で口とリリックが一致してないのは、撮影する数時間前に思いつきで「撮ろう!」なったことが原因だそうだ。

またBenjazzyはこの日のことをラジオにて「全員ベロベロでレコーディングした」と語っており、本当にサイファーに近いノリで録ったそうだ。

川崎フロンターレ始球式

地元川崎にて、BADHOPから代表してYellow Patoが始球式を担当。

川崎フロンターレとBADHOPがコラボしたユニフォームも公開され、この日にBADHOPラストアルバムに収録される『Locker』のMVも撮影。

地元川崎にてHOME STEALイベント実施

地元川崎にて、無料のイベントを開催。

レジェンドであるANARCHYと、元KANDYTOWNのKEIJU、そしてスポンサー協力の元、大成功を収めた。

interFMにてリバトーク TO THE DOME放送開始

BADHOPのファンならおなじみの『リバトーク』

過去には『少年院の話』などで話題になっていたリバトークが東京ドームまでの期間限定で復活。

Champion Road studio Live公開

FUJI ROCKに出演した際に協力してもらった「金子ノブアキ」らが率いるバンドセットとの『Champion Road』のスタジオバージョンを公開。

またこの動画は渋谷の巨大ビジョンでも公開され話題となった。

BADHOP1000万1週間生活公開

鈴木おさむプロデュースによる『BADHOP1000万1週間生活』が公開。

1000万円を1週間で使い切るというクレイジーな企画だが、普段見せてこなかったBADHOPの姿を見れるのでファンは大歓喜。

ちなみにBADHOP1000万1週間生活の過去回などはABEMAで見ることができる。

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YZERRによるアンサーソング『guidance』&ラストアルバム発表

東京ドーム公演が発表した後、同時並行でYZERRは『舐達麻』と『ジャパニーズマゲニーズ』とビーフを起こしていた。

経緯などに関しては長くなるので本記事では割愛するが詳しい詳細が知りたい方はコチラ。

→BADHOPのYZERRと舐達麻のバタサイが喧嘩した真相とは

そんなYZERRが一連の騒動に対してだしたアンサーソングが『guidance』だ。

この楽曲では相手へのDisと同時に自身が持つHIPHOPに対する定義をバッチリと示したあと、最後にはラストアルバムの公開日を発表するという完璧な立ち回り。

公開初日にて100万回再生を突破し、YouTube急上昇ランキングでも1位を獲得した。

→YZERRが発表したDis曲「guidance」のリリック解説・感想

東京ドームチケット完売

そして、1月31日。まだラストアルバムも公開されていない状態だったが『東京ドーム公演チケットが完売』したことが公式に発表された。

またBADHOPは自分たちの力だけで完売したかったから発表していなかったが、客演も呼ぶとのこと。

見事、BADHOPは東京ドームのチケットを完売し、東京ドームの席を埋めることが確定したのだ。

まとめ:BADHOPは東京ドームチケットを完売

BADHOPが東京ドーム公演を成功させたら、間違いなく日本のHIPHOPの歴史は変わるだろう。

HIPHOPという文化を正しく理解し、ゲトーから抜け出し、HIPHOPに救われた彼らが東京ドームに立つからこそ意味があると思う。

ヘッズとしてBADHOPが東京ドーム公演を成功することを祈っている。

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